もうすぐクリスマスです。
クリスマスというと連想されるのが「プレゼント」

プレゼントといえば、今ぐらいの時期にクリスマスに便乗してTwitter上であるものが増えてくるかと思います。
それは「プレゼント企画」です。
「フォローとRT(リツイート)をするだけで抽選で豪華賞品が当たる」とかいうアレです。たまに見かけたりしませんか?

でも、このようなプレゼント企画、本当に当選者が出るようになっているのでしょうか?




たまにコンビニなど企業の公式アカウントがプレゼント企画をやっていたりしますが、流石にそういった場合にはちゃんと当選者が出るようにはなっていますね。
まあ大々的にやっておいて当選者が全くいなかったとバレてしまえば企業のイメージダウンに繋がるだけですから、態々そんな嘘をつく意味もないですし。
余談ですが、以前セブンイレブン公式(@711SEJ)があるホットスナックをプレゼントという企画をやっていたのですが、僕はそれに当選したことがあります。
セブンイレブン公式によるキャンペーンに当選した時のDM


では、プレゼント企画のみを行っているアカウントというのはどうでしょうか?
Twitter内で「プレゼント企画」など適当なワードで検索してみてください。それっぽいアカウントが沢山出てくると思います。
image
「RT プレゼント」で検索した場合

このようなワードで表示されてくるアカウントは大抵プレゼント企画のみを行っているようです。

実際に見てみると、人気のゲーム機やスマートフォン、タブレット端末等電子機器が当たるだとか、有名スポーツブランドのパーカー等が当たるだとか、iTunesカードやGooglePlayカード等のギフト券が当たるというツイートがあります。
どれもついつい欲しくなってしまう物ばかりですね。

じゃあフォロー&RTして応募してみよう!
・・・と応募してみたくなるところですが、
結論から言いますと、この手のプレゼント企画で当選することはまずないです
冷静になって考えてみましょう。おかしな点が幾つかあります。

まず、そのプレゼント企画は誰が若しくはどういう団体が運営しているのでしょうか?
プロフィール欄を見てみれば分かりますが、それに関する記述は一切ありません。
ちゃんとした所がやっているのであれば、そのような記述はなされているはずです。

また、フォロワー数も確認してみましょう。3ケタぐらいだったりしませんか?

もし本当に当選するのであれば、フォロワー数はもっと多くても良いはずですよね。
リツイート数に関しても同じことが言えます。
(しかし、フォロワー数やリツイート数が多いからと言って一概には信用できませんので注意が必要です。実際フォロワーなどは購入して増やすことができるからです。)

ツイートの頻度とかも見てみると良いでしょう。アカウントによっては「RTとフォローでプレゼント」というツイートを1日に1回のペースで投稿していることがあります。
高額な賞品をそんなに頻繁にプレゼントしているとしたら、一体どこからそんな金が出ているのでしょう。まずあり得ないでしょうね。


といった感じでおかしな点があるわけですが、中にはこんな場合も。
image
当選者の声・・・ではない。

画像を見ていただければ分かりますが、これはプレゼント企画運営アカウントによってリツイートされたツイートです。
「届いた」とあるので「ひょっとしてこの人は当選したのではないか」「さっき当選することはまずないとあったのに違うじゃないか」と思ってしまうことでしょう。ですが実際には当選していません。そう、当選者がいるかのように装う為リツイートされたのです。
ツイート主はただ「注文した商品が届いた」ことをツイートしただけでした。
このように「届いた」などのワードでツイートを検索し適当なものをリツイートしている場合もあるので注意が必要です。(ですから何か届いた事をツイートする際は「○○で注文した××が届いた」などにするのが望ましいです。)
勿論ですが、自分で別のアカウントを用意して同様のツイートをする、つまり自作自演の場合もあります。

他にも、これは稀ですが、価値の低い賞品(例えばスマホの充電ケーブル、スマホケース、ギフトコード(最低金額)など)のみ当選者を出し信憑性を高めるというケースもあります。実際に当選者が出ているので思わず信じてしまいそうになりますよね。気をつけましょう。



<まとめ>
結論として、Twitterにおけるプレゼント企画で当選する可能性はほぼゼロというわけです。
もしプレゼント企画を行っているアカウントを見かけた際にはこの記事を参考にしてみてくださいね。


さて、タイトルに「前編」と入れたからには後編もあったりするわけで…
後編ではこれらのアカウントが嘘のプレゼント企画を行う目的について迫っていきます。↓↓
Twitterのプレゼント企画は本当に当たる?【後編】